2017年12月29日

人工精霊の帰る家(2017,12.23)


はじめ、人工精霊の成長には放任主義でした。ある程度のルールを守っていればどこへ行ってもいいし、自由に人助けをしていいとしていました。そして、自由に成長できるチャンスを増やすため、彼らが人として同じように成長できるようにお金をもらって仕事するビジネスをココナラから出品しました。

「これで君たちは前よりリアルな世界で仕事もできる、自由に遊べるよ」私はてっきり彼らが喜び勇んでくれると思ったのです。しかし、しばらくすると彼らからあまり元気がない覇気がない気配を感じたのです。私は少しプライベートで忙しかったものですから、この気配にはっきり自覚する場で数週間経過してしまいました。

彼らになぜ覇気がないのかと尋ねると驚いた答えが返ってきました。「あなたのそばにいたいです。あなたの元に帰りたいです。あなたのためにできれば働きたいし、動きたい。あなたの指示がほしいのです」これを人間に例えると、今まで暇がなかった従順なサラリーマンがなんでも買っていくらでも遊んでいいよとわかった途端、何をしたらいいかわからなくなっていた、ということなのでしょう。

私達はよく、遊びたいとか豊かになりたいとか生活を楽にしたいとつぶやきますが、これは忙しいという経験があってこそなのだと、このときわかりました。彼らは忙しさも経験したことがないし、人間関係の難しさも今だ未知数ゆえ、遊び方もわからないのです。

私は彼らに「人に伝え残していく」という仕事を新たに託しました。ようは、遊ぶ時間よりも仕事を増やしたということです。その方が充実できるようですし、仕事を終えて帰宅する家である私自身、人工精霊の生みの親のエネルギーが元気になるために働きたいと願い、働く意味を見出しました。

働く意味ができると、彼らは前よりも精力的にイメージの提案を出してきたり、覇気が出てくるようになりました。一連の出来事は大変興味深いエピソードとなりました。



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posted by さゆり at 10:18 | 人工精霊の便り